日本文学全集第一巻。食べ物、飲み物と一緒にお楽しみ下さい。
タイトルを一部変更してお届けします。
日本文学全集第一巻。食べ物、飲み物と一緒にお楽しみ下さい。
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2019
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「2019年5月」の記事一覧
籠釣瓶—–岡本綺堂
一 次郎左衛門《じろざえもん》が野州《やしゅう》佐野の宿《しゅく》を出る朝は一面に白い霜が…
2019年5月3日
岡本綺堂
半七捕物帳 白蝶怪—–岡本綺堂
一 文化九年――申《さる》年の正月十八日の夜である。その夜も四ツ半(午後十一時)を過ぎた頃に、…
2019年5月3日
岡本綺堂
小坂部姫—–岡本綺堂
双《ならび》ヶ|岡《おか》 一 「物|申《も》う、案内《あない》申う。あるじの御坊おわすか。」 うす…
2019年5月3日
岡本綺堂
三浦老人昔話—– 岡本綺堂
桐畑の太夫 一 今から二十年あまりの昔である。なんでも正月の七草すぎの日曜日と記憶し…
2019年5月3日
岡本綺堂
青蛙堂鬼談 —–岡本綺堂
青蛙神《せいあじん》 一 「速達!」 三月三日の午《ひる》ごろに、一通の速達郵便がわた…
2019年5月3日
岡本綺堂
玉藻の前—– 岡本綺堂
清水詣《きよみずもう》で 一 「ほう、よい月じゃ。まるで白銀《しろがね》の鏡を磨《と》ぎすましたよう…
2019年5月2日
岡本綺堂
探偵夜話—— 岡本綺堂
火薬庫《かやくこ》 例の青蛙堂主人から再度の案内状が来た。それは四月の末で、わたしの庭の遅桜も散り…
2019年5月2日
岡本綺堂
鮨—– 岡本かの子
東京の下町と山の手の境い目といったような、ひどく坂や崖《がけ》の多い街がある。 表通りの繁華から…
2019年5月1日
岡本かの子
蝙蝠—— 岡本かの子
それはまだ、東京の町々に井戸のある時分のことであつた。 これらの井戸は多摩川から上水を木樋でひい…
2019年5月1日
岡本かの子
渾沌未分—– 岡本かの子
小初は、跳《は》ね込《こ》み台の櫓《やぐら》の上板に立ち上った。腕《うで》を額に翳《かざ》して…
2019年5月1日
岡本かの子
朧 —–岡本かの子
早春を脱け切らない寒さが、思ひの外にまだ肩や肘を掠める。しかし、宵の小座敷で燈に向つてゐると、夜…
2019年5月1日
岡本かの子
老主の一時期—– 岡本かの子
「お旦那《だんな》の眼の色が、このごろめつきり鈍つて来たぞ。」 店の小僧や番頭が、主人宗右衛門の…
2019年5月1日
岡本かの子
老妓抄—– 岡本かの子
平出園子というのが老妓の本名だが、これは歌舞伎俳優の戸籍名のように当人の感じになずまないところが…
2019年5月1日
岡本かの子
恋愛といふもの—– 岡本かの子
恋愛は詩、ロマンチツクな詩、しかも決して非現実的な詩ではないのであります。恋愛にも種々あります、…
2019年5月1日
岡本かの子
明暗—– 岡本かの子
智子が、盲目の青年北田三木雄に嫁いだことは、親戚や友人たちを驚かした。 「ああいう能力に自信のある…
2019年5月1日
岡本かの子
娘—– 岡本かの子
パンを焼く匂いで室子《むろこ》は眼が醒めた。室子はそれほど一晩のうちに空腹になっていた。 腹部の…
2019年5月1日
岡本かの子
宝永噴火—– 岡本かの子
今の世の中に、こういうことに異様な心響を覚え、飽かずその意識の何物たるかに探り入り、呆然自失のよ…
2019年5月1日
岡本かの子
母子叙情—– 岡本かの子
かの女は、一足さきに玄関まえの庭に出て、主人逸作の出て来るのを待ち受けていた。 夕食ごろから静ま…
2019年5月1日
岡本かの子
母と娘 —–岡本かの子
ロンドンの北郊ハムステット丘の公園の中に小綺麗な別荘風の家が立ち並んで居る。それ等の家の内で No.1…
2019年5月1日
岡本かの子
風と裾 ―何人か良案はないか?——-岡本かの子
春の雷が鳴つてから俄に暖気を増し、さくら一盛り迎へ送りして、今や風光る清明の季に入らうとしてゐる…
2019年5月1日
岡本かの子
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