「2019年」の記事一覧

右門捕物帖 死人ぶろ ——佐々木味津三
     1  その第三十三番てがらです。  朝ごとに江戸は深い霧でした……。  これが降りるようになる…
右門捕物帖 朱彫りの花嫁—— 佐々木味津三
     1  その第三十二番てがらです。  ザアッ――と、刷毛《はけ》ではいたようなにわか雨でした。…
右門捕物帖 毒を抱く女—— 佐々木味津三
     1  その三十一番です。  江戸城、内濠《うちぼり》の牛《うし》ガ淵《ふち》。――名からして…
右門捕物帖 闇男—— 佐々木味津三
   1  ――その第三十番てがらです。  事の起きたのは新緑半ばの五月初め。  さみだれにかわずのおよ…
右門捕物帖 開運女人地蔵—– 佐々木味津三
     1  その第二十九番てがらです……。  事の起きたのは四月初め。――もう春も深い。  小唄《こう…
右門捕物帖 お蘭しごきの秘密— 佐々木味津三
     1  ――その第二十八番てがらです。 「一ツ、三月十二日。チクショウメ、ふざけたまねをしやが…
右門捕物帖 献上博多人形—— 佐々木味津三
   1  ――その第二十七番てがらです。  場所は芝。事の起きたのは、お正月も末の二十四日でした。風…
右門捕物帖 七七の橙 ——佐々木味津三
     1  その第二十六番てがらです。  物語の起きたのは年改まった正月のそうそう。それも七草が…
右門捕物帖 卒塔婆を祭った米びつ——- 佐々木味津三
     1  その第二十五番てがらです。  事の起きたのは仲秋|上浣《じょうかん》。  鳶《とび》ノ…
右門捕物帖 のろいのわら人形 佐々木味津三
     1  ――その第二十四番てがらです。  時は八月初旬。むろん旧暦ですから今の九月ですが、宵々…
右門捕物帖 幽霊水 ——佐々木味津三
     1  その二十三番てがらです。  時は真夏。それもお盆のまえです。なにしろ暑い。旧暦だから…
右門捕物帖 因縁の女夫雛—– 佐々木味津三
     1  ――その第二十二番てがらです。  場所は少しく飛んで、いわゆる江戸八宿のうちの一つの新…
右門捕物帖 妻恋坂の怪—— 佐々木味津三
     1  ――その第二十一番てがらです。  事件の起きたのは、年を越して、それも松の内の二日《ふ…
右門捕物帖 千柿の鍔 ——佐々木味津三
     1  その第二十番てがらです。  事の端を発しましたのは、ずっと間をおいて十一月下旬。奇態…
右門捕物帖 袈裟切り太夫—— 佐々木味津三
     1  ――このたびはその第十九番てがら。  前回の名月騒動が、あのとおりあっけなさすぎるほど…
右門捕物帖 明月一夜騒動 —–佐々木味津三
     1  右門|捕物《とりもの》第十八番てがらです。  事の勃発《ぼっぱつ》いたしましたのは九…
右門捕物帖 へび使い小町 —–佐々木味津三
     1  ――ひきつづき第十七番てがらに移ります。  前回の七化け騒動がそもそも端を発しましたと…
右門捕物帖 七化け役者—— 佐々木味津三
     1  ――ひきつづき第十六番てがらにうつります。  事件の勃発《ぼっぱつ》いたしましたのは、…
右門捕物帖 京人形大尽—— 佐々木味津三
     1  ――前章の化け右門事件で、名人右門の幕下に、新しく善光寺|辰《たつ》なる配下が一枚わき…
右門捕物帖 曲芸三人娘 佐々木味津三
     1  ――だんだんと回数を重ねまして、名人の捕物帳《とりものちょう》もいよいよ今回は第十四番…