日本文学全集第一巻。食べ物、飲み物と一緒にお楽しみ下さい。
タイトルを一部変更してお届けします。
日本文学全集第一巻。食べ物、飲み物と一緒にお楽しみ下さい。
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古川緑波
「古川緑波」の記事一覧
富士屋ホテル——古川緑波
箱根宮の下の富士屋ホテルは、われら食子にとって、忘れられない美味の国だった。 戦前戦中、僕は、富士…
2019年5月9日
古川緑波
氷屋ぞめき—–古川緑波
近頃では、アイスクリームなんてものは、年がら年中、どこででも売っている。そば屋にさえも、アイスクリ…
2019年5月9日
古川緑波
八の字づくし——古川緑波
名古屋ってとこ、戦前から戦争中にかけて、僕は好きじゃなかった。名古屋へ芝居で来る度に、ああまた名古…
2019年5月9日
古川緑波
駄パンその他——古川緑波
武者小路先生の近著『花は満開』の中に、「孫達」という短篇がある。先生のお孫さんのことを書かれた、美…
2019年5月9日
古川緑波
想い出——古川緑波
よき日、よき頃のはなしである。 フランスの汽船会社M・Mの船が、神戸の港へ入ると、その船へ昼食を…
2019年5月9日
古川緑波
浅草を食べる—–古川緑波
十二階があったころの浅草、といえば、震災前のこと。中学生だった僕は、活動写真を見るために毎週必ず、…
2019年5月9日
古川緑波
清涼飲料——古川緑波
九月の日劇の喜劇人まつり「アチャラカ誕生」の中に、大正時代の喜歌劇(当時既にオペレットと称してい…
2019年5月9日
古川緑波
神戸——古川緑波
久しぶりで、神戸の町を歩いた。 此の六月半から七月にかけて、宝塚映画に出演したので、二十日以…
2019年5月9日
古川緑波
食べたり君よ—–古川緑波
菊池先生の憶い出 亡くなられた菊池寛先生に、初めてお目にかかったのは、僕が大学一年生の時だから、も…
2019年5月9日
古川緑波
色町洋食—–古川緑波
大久保恒次さんの『うまいもん巡礼』の中に、「古川緑波さんの『色町洋食』という概念は、実に的確そのも…
2019年5月9日
古川緑波
古川ロッパ昭和日記 昭和九年 ——古川緑波
前年記 昭和八年度は、活躍開始の記憶すべき年だった。一月七日から…
2019年5月9日
古川緑波
牛鍋からすき焼へ—– 古川緑波
1 「おうなにしますか、それとも、ギュウがいいかい?」 と、僕の祖母は、鰻を「おうな」牛肉を「ギュウ…
2019年5月9日
古川緑波
甘話休題—– 古川緑波
1 もう僕の食談も、二十何回と続けたのに、ちっとも甘いものの話をしないものだから、菓子については話…
2019年5月9日
古川緑波
下司味礼讃—– 古川緑波
宇野浩二著『芥川龍之介』の中に、芥川龍之介氏が、著者に向って言った言葉、 ……君われわれ都会人は、…
2019年5月9日
古川緑波
このたび大阪——古川緑波
五月上旬から、六月へかけて、梅田コマスタジアムで「道修町」出演のため、大阪に滞在すること、約一ヶ月…
2019年5月9日
古川緑波
うどんのお化け—– 古川緑波
目下、僕は毎日、R撮影所へ通って、仕事をしている。そして、毎昼、うどんを食っている。 此の撮影所は…
2019年5月9日
古川緑波
ああ東京は食い倒れ— 古川緑波
戦争に負けてから、もう十年になる。戦前と戦後を比較してみると、世相色々と変化の跡があるが、食いも…
2019年5月9日
古川緑波